住まいを貸す契約の流れ

①物件を確認する

住まいを貸す契約の流れは、まず第一に物件の確認です。

 

空き室がリフォームされているか改良工事が必要なのか確認します。

キッチン・洗面台などの水回りは、見た目と使いやすさが大事です。

(1)キッチンは、流し台とコンロの他、調理の時に作業するスペースが確保されているか

(2)洗面台は、三面鏡・シャワー水栓になっているか

(3)エアコンは比較的新しいものかどうか

(4)ユニットバスは、追い炊きが利用できるか

(5)インターホンは、TVインターホンになっているか

(6)インターネットは、接続できるかどうか

 

リビングは、LDKタイプになっているか

 

上記のように設備は、物件をさがしているお客様がインターネット検索する際にチェックするところなので大事です。

②入居募集条件を設定する

近隣相場や物件の広さ・間取りタイプなどから入居募集条件を設定します。

 

ファミリータイプは、駐車場2台必須条件です。賃料の総額を踏まえ入居募集条件を設定する必要があります。

 

キャンペーンとして入居した月をフリーレントとしたり、礼金・敷金0などで入居募集することで早期客付けが可能な場合もありますので、

お客様が検討する際の決め手になることが多いです。

③募集広告費の負担を確認する

現在、物件内見のお問合せは、インターネット(アットホーム・スーモ・CHINTAIなど)からがほとんどです。不動産会社にとっても反響につなげるためにたくさん広告活動を行うことで、効果的な反響を望みます。

このようなことから、貸主から成約の際に広告費を負担していただいくことが大半となりました。

 

今までの大家さんのように「賃料安くても借りてくれる人がいればそれでいい」というのは過去の話です。

 

設備改良や広告を広めなければ、借りたい人から検索にも引っかからず、反響もない結果になります。

 

広告費については、不動産会社とよく相談してください。

数か月空き室なら、広告費を負担してでも成約につなげ、物件の稼働率(レンタブル比)を高めることが効果的です。

④更新契約について確認する

契約更新については、貸主が受領する更新料・そのほか管理会社へ支払う事務手数料があります。

 

更新契約については、予め契約の時に明記されている場合がほとんどですのでご確認ください。

 

最近は、空き室リスクがありますので、管理会社と賃借人の更新条件を確認するとよいでしょう。

 

⑤退去時の立会い・清算

退去の立会いは、賃借人との立ち合いは、管理会社と賃借人にて行うことが通例です。家主も立ち会うことがありますが、修繕や明け渡しの状況などで賃借人とトラブルになる場合もあります。減価償却から残存価値を算出する必要があるため、修繕の負担割合を決めなくてはならないためです。管理会社は、賃貸人・賃借人との間で、条件をまとめ清算を完了します。

退去時精算確認ポイント

設備変更の有無 賃借人が設置したエアコン・ウォシュレット・衛星放送アンテナなどの撤去
残置物 ゴミや残置物がないか(ゴミ収集場所に収集できないものを置いてないか)
貸室鍵の返却 貸与した鍵マスターキーや本数
未払いの清算 未払い賃料などの確認
貸室の原状回復 貸室の破損事項やキズ・汚れを確認して見積・清算
清算書 賃料の日割り計算・敷金の清算・貸室の原状回復の清算
解約手続き 賃借人は電気・水道・ガス・インターネット利用料の精算 郵便局などに転居や郵便物の転送手続き